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2022.08.17   カテゴリー: 在校生の声のアーカイブ

予備校での受講が転機となり再挑戦で合格。制度の支援を受け夢である看護師を目指す

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K・Nさん からのメッセージ

私は、アクシスに入学する前は歯科医院で6年ほど医療事務をしていました。私は「高校を卒業したらとにかく就職する!」ということしか頭になく、自身のキャリアについてあまり考えてきませんでしたが、働いていくうちに結婚・子育てをしながらも生涯誇りを持って働き続けたいと思うようになりました。国家資格を持ち、知識と技術をフルに活用して患者様をサポートする歯科衛生士さんや歯科医師の姿を、そばでずっと見ていたのも大きかったと思います。

看護の道に進もうと思ったのは、看護師なら自分のやる気さえあればどんな場所でも、何歳でも働き続けられると考えたからです。コロナ病棟で患者様のために奮闘する看護師の姿を毎日のようにテレビで目にしており、看護師という職業が社会に欠くことのできない存在であることも十分理解していました。

 

社会人で看護学校入学を考えている人にとって、経済面の不安はとても大きいと思います。私はアクシスのホームページを見て、専門実践教育訓練制度があることを知りました。他の学校ではそのような社会人向けの情報は積極的に発信されていなかったので、アクシスは社会人からの入学者も応援してくれている学校なのだという希望が持てました。専門学校卒業後は地元の病院に就職したいと思っていたので、主な実習先が地元の総合病院であり、管内5病院への就職などのサポートが手厚いアクシスに入学したいと思いました。

 

私の場合、受験を決意してから一般入試までの期間が半年しかなかったので、勉強が全く追いつかないため、数学と英語がない社会人入試に期待するしかありませんでした。ですので、11月に社会人入試の不合格通知をもらったとき、2ヶ月後の一般入試で合格するのは絶対に無理だと諦めていたので、もう1年勉強するつもりで予備校に電話をかけました。

私にとってはこれが転機となりました。受講科目を数学と国語に絞って数回の講義を受けることになり、たった数回の講義で本当に変わるのか半信半疑でしたが、国語は長文の読み方・解き方を的確に教えてもらえたので、自分の好みでない文章もムラなく読み解く力がついたと思います。予備校は費用が本当に高いのでなかなか手が出しづらいですが、受験まで時間がなくて焦っている人、これから効率よく勉強を進めたいと思っている人にとっては、数回受講して勉強のコツをつかんでから個人学習を頑張るのも合格するための1つの手段だと思います。

 

予備校の先生や職場の同僚、家族に応援してもらいながら、何とかその年の一般入試に合格できた私は、今こうして無事に学校生活を送ることができています。演習の授業は白衣を着て実習室で行います。先生のデモンストレーションを見たあと、個人やグループに分かれて実際にやってみることで看護技術を学んでいきます。演習には実技試験があり、合格をもってようやく、実習先で患者様に自信を持って援助を行うことができます。学生同士でやるのとは違って緊張や不安もありますが、病気や怪我で身体的にも精神的にも苦痛を抱えている患者様を目の前にすると、少しでも和らげてあげたいという思いが勝ります。1年次の実習で、手術をしたばかりでシャワーができない患者様のために、ベッド上で髪を洗う計画を立てました。リハビリでかいた汗を流しシャンプーをしながら頭皮をマッサージすると、患者様から「ありがとう。」と気持ち良さそうに言ってもらい、すごく嬉しくなりました。

 

病院にはさまざまな医療専門職がいて、それぞれ専門知識や技術を活かしながらチームで医療を提供しています。そのチームの中心となるのは、医師でも看護師でもなく、患者様とそのご家族です。私は、看護師は患者様の一番近くにいられる存在だからこそ、患者様やそのご家族の思いを汲み取り、治療に反映できるような働きかけができる看護師になりたいと思っています。

 

皆さんは進路を考える時期で大変なことも多いかと思いますが、自分の納得できる進路を見つけ、それに向かって努力できる時間は、苦しいけれど幸せな時間だと思います。挑戦したいと思う気持ちを大切に、勇気を持って頑張ってほしいです。