４年ぶりに一般公開で行いました。「RESTART～広げよう看護の輪～」をテーマに学生実行委員が中心となって、聴診器体験、高齢者体験、お母さん体験、ハンドマッサージ、健康診断、正しい手洗い法、看護かるたなど看護学校ならではの企画を開催したほか、学生ホールでは地域の福祉施設(４施設)、屋外では、地域のキッチンカー（2店）に出店していただき、どのお店も多くの方でにぎわいました。献血コーナー(63人献血実施)では、学生・教職員だけでなく、来場された方にも協力していただきました。

ハンドマッサージは終了時間まで順番待ちの方が途切れることがなく、学生と会話を交わしながら、ハンドマッサージを受けていました。

高齢者体験では実際にスーツ、ゴーグルを着けて校舎内を回り「実際に体験して高齢者の方の気持ちが分かった。」「自分も高齢者であるが、もっと大変な人がいることを知り自分が健康で若いと感じました。」との声がありました。

健康診断では、中学生が学生から血圧測定等を受けながら真剣に学生の手つきを見て「将来看護師になりたくて先日職場体験もしてきました。看護学生の様子が見られてよかったです。」と意見がありました。

聴診器体験では、学生（１年生）が入学後身に着けた技術で対応し、受験を希望する高校生から受験対策、面接試験についての質問に、優しくアドバイスしている様子も見受けられました。

参加された高校生からは、「壁に書かれた順番どおりに地面を踏むというスクエアステップを体験しました。目に入った情報どおりに足を動かすのは、なかなか難しくてリハビリに最適だと感じました。」　「妊婦の体験をしました。仰向けになるときはまっすぐいくと重さがおなかにそのまま来るので横向きからゆっくりいくこと。やはり寝ている姿勢から起き上がる時が本当に大変なことなど、非常に勉強になりました」など感想がありました。

４年ぶりの一般公開であり来場者が少ないのではと心配していましたが、地域の幅広い年代の方（特にお子さん）500人に来場いただきました。地域の方は普段入ることの出来ない看護学校がどんな学校なのか興味があり、若い学生に囲まれて楽しそうな様子でした。また、卒業生も多く来校し、教員との再会や後輩のおもてなしを受けて、あちこちから歓声が上がっていました。

実行委員の学生からは「多くの地域・卒業生の方が来校してくださり、アクシスはこれらの方の支えがあって成り立っていることを実感し、皆さんに恩返しするためにも、もっと一生懸命看護について学ばねばならないと強く思いました。」との感想がありました。

晴天の下、多くの方々にご来場いただきありがとうございました。在校生は、地域の皆さまとの交流、卒業し地域の病院で看護師として勤務している先輩の姿を見ることができ、カリヨン祭の一般公開がこんなに楽しく有意義な時間であることを初めて体験できました。来年は１年生の実行委員が中心となって、皆様により楽しめる「カリヨン祭」にしていきます。ぜひご期待ください。