９月22日（金）に、構成市町長、管内病院の病院長ほか、歴代の校長・副校長を含むご来賓の方々、卒業生（１期生～22期生）をお招きし、創立30周年記念式典・講演会を開催しました。

第１部の式典では、山本洋子校長が学校経過報告で、中東遠地域の看護師確保が最大の課題の中で、行政・公立５病院が連携し学校創立された経緯に触れ「これからの社会変化や医療の変化を見定め、それに対応できる優秀な看護師を養成するため魅力ある学校づくりにさらに努力していきます。」と述べました。

第２部の記念講演では、「磨け　ナースの力」を演題に広田　奈都美氏（漫画家・訪問看護師）に講演をいただきました。先生は看護学校を卒業し、漫画家デビュー、46歳で訪問看護師の世界へ入り、現在訪問看護ステーションの管理者となるまでのご自身の体験談に続き「訪問看護では、「献身」「ケアの力」「自己研鑽」の３つが求められ、各現場で一生懸命看護師が頑張っています。訪問先でご家族が一生懸命ケアする姿を見ると日々心を打たれます。自宅で亡くなる人は増えており、ますます訪問看護師の役割が求められています。本人・ご家族の話をよく聞いて寄り添い、ケアの心を大事にする、地域で暮らす（その土地のことをよく知ること）などがポイントとなり　ぜひ若い方が訪問看護の世界に入ってきてほしい。」と話されました。

式典終了後、新旧教員と卒業生が話しをしている姿が見受けられました。地域とともに歩んできた本校の歴史を再確認し、社会情勢の変化に対応し今後も地域に必要とされる学校を目指す新たなスタートの日となりました。