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2023.07.14   カテゴリー: イベント

5月14日(日)に令和5年度宣誓式を行いました。

来賓、ご家族、在校生全員、また本校への入学を検討している高校生など一般観覧の方(事前申し込み) の参加など 4年ぶりに通常の形で実施しました。

看護学科2年生60人がナイチンゲール像からいただいた「看護の灯」を掲げ、各自の目指す看護師像を堂々と宣誓しました。

山本 洋子校長は、「今日の皆さんの誓いの言葉は、清楚ですが、力強く、誠実さにあふれていました。今後は、この決意を忘れることなく、看護学生としての更なる自覚と向上心を養い、将来立派な「自律した看護師」となれるよう努力してください。」「ナイチンゲール女史はご存知のとおり、クリミア戦争で昼夜を問わず、傷病兵に熱心で温かい看護をし、「ランプの貴婦人」とか「クリミアの天使」と呼ばれました。しかし、それ以上に統計学を駆使して、医療の改善の提案をして、戦場の病院の、そしてイギリスの医療に貢献されたことでも有名です。彼女自身、1850年代の時代から看護の基本となる医療に対する理性と感性、サイエンスとアートを備えた立派な看護師でした。どうぞ 今日ナイチンゲール像から受け継いだろうそくの灯を心にともし続け、時に触れ、今日の皆様の「看護の誓い」を思い出してください。」と述べました。

2年生は、

「その人らしく生きるために患者様の価値観や意思を尊重し一人一人に敬意のこもった看護を提供します。」

「日々進歩していく医療とともに自分自身もスキルアップに努め、現状に満足せず常に向上心を持ち質の高い看護を提供します。」

「患者様の気持ちに寄り添い、患者様、ご家族、看護師の「望む状態」を一致させ、闘病意欲を高め回復につなげることのできる看護師を目指します。」

「安心できる存在として看護を提供するため、根拠のある確かな知識・技術を持った看護師を目指します。」

「患者様の持つ機能や治癒力を最大限に引き出すために安全・安楽な療養環境を整えることで、精神的安寧を保つ支援をします。」

「患者様と医療チームを繋ぐ架け橋となり、様々な職種の意見を踏まえ充実した看護を提供します。」など各自の理想の看護師像を宣誓しました。

5人で声を合わせて宣誓

 

式典終了後、チューターごと(1~3年生が数名ずつと教員1人のグループ)で「看護を語る会」を行い、今日の宣誓式の感想や、各自の看護観を率直に語り合いました。まず2年生が今日の宣誓式を終えての感想を述べ、「この気持ちを忘れずに今後の実習・学習を頑張りたいです。」3年生は、昨年の宣誓文を読みながら、「実習で患者様に自己の看護観を活かせず悩むこともありますが、初心を忘れず看護観をこれからも大切にしていきたいです。」 1年生は、「宣誓文の中に何度も出てきた言葉、共通する意味の言葉があり、重要だと思うので覚えておき、5月から始まる実習で看護観を深めていきたいです。」と感想がありました。上級生の話を聞くことは貴重な機会となりました。宣誓文はタブレットで共有、司会進行を3年生の代表が行うなど学生が中心となり、途中に教員が体験談を話すなど、お互いの看護観を共有することで、今後の学習や実習向けて大きな動機づけとなりました。

看護の日(5月12日は、近代看護の生みの親とされる フローレンス・ナイチンゲール女史生誕の日)にちなんで例年この時期に節目の式典として行っており、改めて、学校全体が看護について真剣に考える1日となりました。