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2021.10.20 カテゴリー: お知らせ
卒業生を招いてのキャリア形成のシンポジウムを開催しました。
10月8日(金)に看護師だけでなくその他の資格を取得し広く活躍する卒業生4人を講師にキャリア形成のシンポジウムを開催し、2年生60人が聴講しました。
講師が、自身の学生時代の取り組みや資格等を取得していく過程での経験談、現在の仕事でのやりがいについて話し、その後、学生からの質問に答える形式で行いました。なお、新型コロナウイルス対策のため、学生は教室にてオンラインで聴講し、質疑応答をしました。
講師は、病院勤務後青年海外協力隊に参加し、現在は海外の大学院に在学中のAさん、養護教員免許取得し病院小児科(NICU)に勤務するBさん、糖尿病認定看護師を取得し病院に勤務しながら心理学を学び、今後心理カウンセリングサロンを開業予定のCさん 管内病院勤務後本校教員となったDさんの4人です。
講師のAさんは、看護師は人の命と向き合うことでさまざまなことを学べるため、看護師となった後も、いろいろなキャリアを選択できますとの話がありました。Bさんは、養護教諭の採用試験には合格できませんでしたが、小児看護の分野を極めたいと現在の病院のNICUで勤務し、子どもと関わる仕事にはやりがいを感じますとの話がありました。Cさんは、就職してからも興味のあることは勉強を続けました。糖尿病認定看護師となって勤務しながら心理学を10年以上勉強し、「地元を予防医療の街にしたい」という使命のもと、地元の経営者の方とも関わりながら個人で創業しますとの話がありました。Dさんは、上司が自分の長所を見つけてくれ病院内の新人教育、臨地実習指導者を任せてもらえたことが看護教員への道につながりました。短所は見方を変えれば長所にもなります。自分の強みを活かしてキャリアアップを目指してくださいとの話がありました。
学生からは、育休後の働き方で工夫したこと、養護教諭の課程を学んで今の職場に活かせること、挑戦することへのモチベーションを保つ方法、学生時代にキャリア形成について考えていたこと、国家試験や日頃の勉強方法などの質問がありました。講師からはそれぞれ「院内託児所、短時間勤務制度を活用しました。上司への相談や家族の協力が大事です。」 「自分のやりたいことは迷わず挑戦してほしいです。失敗から学ぶことはあります。若いときは突き進めるので今の時間は貴重です。」「学年で男性2人でした。1年生の臨地実習の時に先生から『男性は皆と同じではなく何か秀でるものを1つ持ちなさい。』と言われたことを忘れずに、糖尿病を軸として興味のあることは積極的に勉強をしてきました。」など回答がありました。
2年生の感想です。
「看護師は困難なこともあるが、そこも含めて楽しむことが大切だということ、挑戦したいことには迷わず挑戦し、失敗から学べることがあるという言葉が自分の心に深く刺さりました。向上心の高さや努力家であることに感銘を受け、自身の学校生活や将来についてもう一度見直し努力を怠らないように過ごしたいと思います」
「私は挑戦しようとしてもいろいろ考えて慎重になり、なかなか踏み出せないことが多いです。「自分のやりたいことに挑戦」「若いうちから挑戦」という言葉に、今の時間が大切であり、決断力を高めもっと前向きに物事をとらえていきたいと思います」
「日々変化する患者様の状態を看続けるという病床での学び、病院以外でも自分が活躍できる場を見つけ出すためにも学び、活躍し続けるためにも学ぶというように、看護師の活動の中心はいつも「学び」があることに気づきました」
「学習方法について、レビューブックの活用や間違いノートを作るなど具体的な話があり参考になりました。一人ではなく仲間と時間を決めて毎日継続していく方法なら楽しんで継続できそうなのでチャレンジしたいです」
学生にとって看護師として病院に勤務するだけでなく他の分野で様々なキャリアを形成していった卒業生の姿は頼もしく見えたことと思います。卒業生が自分から積極的に勉強に励み、専門性を高めようと努力している話は、これからの後期の授業、さらには就職先を選択していくという時期を迎えていく中で、貴重な機会となりました。