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2022.05.18   カテゴリー: イベント

5月15日(日) 令和4年度宣誓式を行いました

5月15日(日)に令和4年度宣誓式を行いました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、来賓の参加はなく、保護者にはオンラインで配信するなど感染対策を講じて実施しました。
看護学科2年生60人がナイチンゲール像からいただいた「看護の灯」を掲げ、自分の目指す看護師像を大きな声で宣誓しました(マスク着用)。
山本 洋子校長は、「今日の皆さんの誓いの言葉は、力強く、誠実さにあふれていました。今後は、この決意を忘れることなく、看護学生としての更なる自覚と向上心を養い、将来立派な「自律した看護師」となれるよう努力してください。」「ナイチンゲール女史はご存知のとおり、クリミア戦争で昼夜を問わず、傷病兵に熱心で温かい看護をし、「ランプの貴婦人」とか「クリミアの天使」と呼ばれました。しかし、それ以上に統計学を駆使して、医療の改善の提案をして、戦場の病院の、そしてイギリスの医療に貢献されたことでも有名です。彼女自身、1850年代の時代から看護の基本となる医療に対する理性と感性、サイエンスとアートを備えた立派な看護師でした。どうぞ 今日ナイチンゲール像から受け継いだろうそくの灯を心にともし続け、時に触れ、今日の皆様の「看護の誓い」を思い出してください。」と述べました。

 

2年生は、
「広い視野を持ち、五感を使って対象と関わることで小さな変化に気づき、問題の早期発見や援助の質の向上につながるような看護を目指します。」
「データだけでなく主観的な情報に気を配り、押し付けの看護ではなく患者様主体の温かな優しい看護ができる看護師を目指します。」
「患者様をかけがえのない一人の人間としてとらえ、苦しみや喜びに一緒に向き合い自分らしい生き方をサポートできるような看護師を目指します。」
「患者様一人一人に愛情を持ち、些細な変化に気づく観察力で根拠に基づいた質の高いケアを提供できる看護師を目指します。」
「他職種との情報や問題の共有化を行い、患者様と御家族が主体のチーム医療が機能するための看護専門職の役割を果たします。」
「私たちは、同じ夢を持つ仲間と高めあい、それぞれが目指す看護師になれるように日々努力し続けます。」など大きな声で理想の看護師像を宣誓しました。
式典終了後、チューターごと(1~3年生が数名ずつと教員1人がグループ)に分かれ、「看護を語る会」を行いました。今日の宣誓式の感想や、各自の看護観を率直に語り合いました。まず2年生が今日の宣誓式を終えての感想を述べ、「この気持ちを忘れずに今後の学習を頑張りたいです。」3年生は、昨年の宣誓文を読みながら、「実習で患者様に自己の看護観を活かせず悩むこともありますが、初心を忘れず看護観をこれからも大切にしていきたいです。」 1年生は、「宣誓文の中に何度も出てきた言葉、共通する意味の言葉があり、重要だと思うので覚えておき、これからの実習で看護観を深めていきたいです。」と感想がありました。上級生の話を聞くことは貴重な機会となりました。宣誓文はチームズのファイル内にアップし学生はタブレットで共有、司会進行は3年生の代表が行うなど 学生が中心となって話し合いが続きました。学生は学生間でお互いの看護観を共有することで、これからの学習や実習に取り組むことの動機づけとなりました。
看護の日(5月12日は、近代看護の生みの親とされる フローレンス・ナイチンゲール女史生誕の日)にちなんで例年この時期に宣誓式を行っていますが、改めて、学校全体が看護について真剣に考える1日となりました。