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2023.03.08 カテゴリー: イベント
3月4日(土)に令和4年度卒業式を実施しました。
新型コロナウイルス感染症対策のため、来賓(参加は3年ぶり)、卒業生、そのご家族(1名まで)の参加とし、参加者はマスク着用、在校生はオンラインで視聴しました。
看護学科3年生57人が山本洋子校長から卒業証書を受け取りました。
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山本校長は、「皆さんの本校での3年間は、新型コロナ感染症のために今までにない制約が多々ありましたが、常に学校の感染症対策を理解して、看護学生だという強い自覚のもと、行動を自制し感染に注意して過ごされました。昨年9月に亡くなられた英国のエリザベス女王が21歳の誕生日に「私の人生が長くても短くてもそのすべてを皆さんの奉仕に捧げると誓います」と宣言をし、その言葉の通りに70年の長きにわたり、英国のために働かれました。その宣言した歳は今の多くの皆さんの年齢です。皆さんは本校へ入学する前から「看護師になる」という夢を持ち、その実現に向けて挑戦されてきました。どうかこの夢を、今の気持ちを持ち続けて看護師を続けてください。看護師は生涯活躍できる素晴らしい職業です。強い意思と柔軟な対応、そして時にユーモアのセンスをもって、仕事を続けていただきたいと思います。皆さんは今まさに看護師への扉を開けて医療人として、看護師として、プロフェッショナルの世界へ羽ばたこうとしています。この学校で学ばれたことを誇りに思ってこの地域の医療を担う看護師として活躍ください。」と述べました。
在校生代表の石井晴可さんからの送辞のち、卒業生を代表して加藤百夏(もか)さんが、「病棟実習での患者様、ご家族との出会いは私にとって一生の宝物です。自分の知識や技術の未熟さ、十分なケアを提供できないもどかしさに悔し涙を流したこともありました。そのような時、患者様からの「ありがとう。」という温かい言葉や笑顔に何度も励まされました。実習では日々多くの学びがあり、患者様1人1人のその人らしい人生に関わらせていただくことができ、看護師になりたいという気持ちがより強くなっていったことを思い出します。国家試験に向けての勉強では、仲間と毎日朝早くから深夜までリモートを繋いで学習を行いました。深夜に目を擦りながら疾患の問題を出し合ったこと、受験生応援ソングを歌ったことも私にとって大切な思い出です。挫けそうになった時は、画面に映るみんなの頑張りを見て、1人ではないことを実感して乗り越えることができました。無事に国家試験を終えた今、仲間たちと努力した日々を誇りに思っています。今日まで共に歩んできた大切な仲間たち。大好きなみんながいたから夢に向かって歩むことができました。ありがとう。
疲れて帰宅すると温かく迎え、傍で見守ってくれた家族。今日まで誰よりも応援してくれたこと、いつでも私の1番の味方でいてくれて、背中を押してくれて感謝しています。ありがとう。
私たちは4月からは新たな場所でそれぞれ看護師としての一歩を踏み出していきます。いただいた多くの言葉や思い出を胸に、自分たちの目指す看護師になれるよう歩んでいきます。そして、アクシスでの学びを糧に、成長し続ける看護師を目指し、地域医療に貢献していくことを誓います。」
と答辞を述べました。
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また、卒業を記念して、卒業生から学校に「実習室収納棚」が寄贈されました。
式に続いて、卒業生の自主企画での催しが行われました。最初に学生から各チューターの教員、事務職員に花束贈呈と感謝の言葉が伝えられました。続いて学生の作成した学生生活を振り返るスライドでは看護師を目指した3年間を振り返り、卒業の喜びをかみしめているようでした。
式典終了後は、恩師を囲んで記念撮影をする卒業生の姿があちらこちらで見受けられ、教員と学生の距離が近いアクシスらしい和やかな雰囲気となりました。卒業式当日は、卒業生の晴れの門出の日をお祝いしているかのような穏やかな春の日和でした。
今回の卒業生を含め、本校の卒業生は1,857人となりました。
今年度の卒業生は57人中51人が構成6市町の公立病院に看護師として就職、1人が助産師資格取得のため進学し、中東遠地域の医療に貢献すべく一歩を踏み出します。
