ブログ Blog
- 東海アクシスについて
- 記事一覧
- イベント
2024.09.03 カテゴリー: イベント
卒業生との懇談会を実施しました。
本校では、毎年1年生を対象に、「卒業生との懇談会」を実施しています。本校卒業生から看護師としての自己の成長について説明を受けることで、今後の学校生活におけるキャリア形成への動機付けにしています。本年度は、5月30日(木)に行いました。中東遠地域の公立5病院に看護師として勤務している就職3~4年目の卒業生9人を講師に招きました。
最初に卒業生から、自分が就職後病院で取り組んでいることや病棟の様子の発表があり、その後、学生が先輩に質問し先輩が答える形式で、それぞれのグループが5病院のすべての卒業生と懇談しました。
卒業生からは、「1年目は業務を覚えることで精一杯ですが、そんな状況でも仕事には責任が伴い、命をあずかっているのでとても重要な仕事だと実感しています。」「患者さん自身のできる力が損なわれないように、『自身で行えること』や、『できるようにならなければいけないこと』を考え、介入が必要な部分を考え援助していくように意識しながら日々の看護に取り組んでいます。」「臨床実習は、自分の担当患者さんを持ち、慣れない環境で学習していくことに不安を感じている方が多いと思いますが、学生さんが実習にくる際も温かく接していますので、安心して実習に来てください。」など業務のエピソード、学生への励ましなどの話がありました。
1年生の感想です
「それぞれの病院の概要について知ることができました。その中で当たり前のことかもしれませんが、勤務する病院や働く科によって、特色や魅力、大変さを感じる部分は違い、自分の看護師像を叶えられる病院を選択することが大切だと改めて感じました。今回お話を伺い、看護をする時でも、自分と向き合う時でも、目の前にある現実だけにとらわれるのではなくて、物事を多角的な視点で捉えることが大切だと学びました。」
「自分の看護師像ややりたい分野を含め、病院を選ぶ必要があるということが分かりました。看護師になってもなぜ体調が悪いのかや薬をなぜ使うのかなど考える上で必要になるので日々の授業を今以上に気合いを入れて受けていきたいと思いました。5病院にはアクシスの先輩がいるということで、相談しやすいということを知り、安心しました。」
今日実施した「卒業生との懇談会」は、日々の学習・演習や実習にどのように取り組んでいくか、1年生それぞれが考える良いきっかけとなりました。参加した9人の卒業生は、自分の率直な思いを語り、在学中よりも頼もしく成長した姿に教員も驚かされました。卒業生と在校生の距離が近く、縦のつながりが強いという本校の特色が活かされた貴重な時間となりました。